モバイルWi-Fiとは持ち運びできるWi-Fi通信機器
モバイルWi-Fiとは、持ち運びできるWi-Fi通信機器を指す言葉です。“モバイルWi-Fiルーター”と呼ばれる機械もあります。ルーターとは中継器のことです。基地局から出ている電波をキャッチし、スマホやパソコンと繋ぎ合わせてインターネット通信を可能にする仲介役を果たします。スマホやパソコンと基地局の間に入って、電波を中継しているわけです。
デザインや大きさはメーカーや通信会社によってさまざまですが、購入すれば回線工事なしでインターネットに接続でき、家でも屋外でもインターネットが利用できるようになります。
モバイルWi-Fiと固定回線（光回線）を
自宅で利用するメリット・デメリット
モバイルWi-Fiを買うか、固定回線（光回線）を契約するかを迷っている方も多いかもしれません。いずれもメリット・デメリットがあり、契約前に確認した上でどちらか選ぶのが良いでしょう。
モバイルWi-Fi
メリット
モバイルWi-Fiは、固定回線のように開通工事にともなう費用や時間が発生しないメリットがあるでしょう。コンセントにさせばすぐにWi-Fiの電波が発生して、接続可能な状態になります。またONUやホームゲートウェイのような複数の機材を必要とせず本体だけでWi-Fi通信を可能にする仕組みです。固定回線のような配線を何本も接続する手間もなく、置いてもスッキリ使えるでしょう。もちろん持ち運びができるので、外出先でも利用可能です。
デメリット
固定回線に比べると、通信速度が不安定である点がモバイルWi-Fiのデメリットになりえます。基地局から出される電波をキャッチする仕組みのため、置き場所などによって通信品質が変わるのです。さらにデータ通信に利用制限がある可能性も無視できません。スマホのように月間の利用上限がなかったとしても、“直近の数日間で◯ギガまで”など違った条件が設けられているのが一般的です。
固定回線（光回線）
メリット
固定回線のなかでも、現在主流になっている光回線を利用した通信は、速度が速いのが特徴です。さらに自宅内に回線を引き入れて通信を行うため、通信が安定しています。モバイルWi-Fiよりも同時に複数のデバイスに接続が可能で、家族が同時に使っても通信が乱れにくいのは固定回線だといえるでしょう。
デメリット
固定回線のデメリットとして開通工事が必要な点がまず上がってくるでしょう。費用が発生するのはもちろん、ひと月程度の待ち時間が発生する場合もあります。もちろん自宅内の設備のため、持ち運べません。通信量が無制限ではありますが、月額利用がモバイルWi-Fiよりも高めであるのにも注意しましょう。
